D社は、神社やお寺などのホームページを主に手掛ける
一風変わったホームページ制作会社です。
ですから、神道や仏教については、世間並以上の知識があるのですが、
それでもときどき、相手が何をおっしゃっているのかよくわからないことがあるそうです。

たとえば、F県にある某神社のサイトを作ったときは大変だったと言います。
「わが神社は、神武天皇が東征のとき、お伴をした神の末裔が代々神主を勤めてきました」
そうおっしゃる通り、由緒のある、歴史の古い神社のうえ、
戦災をまぬかれたため、古文書などもたくさん残っているそうです。
社宝もかなりの数が残っており、ホームページ制作の際には、
それらすべてを掲載する必要がありました。

しかし、これが曲者だったんだそうです。「クサナギノツルギ」ってなんのことだかわかりますか?
D社の担当者いわく、この言葉を知らないようでは、
神社のホームページ制作はできないんだそうですよ(^^ゞ

なんでも、スサノオのミコトがヤマタのオロチを退治したときに
オロチの首から出てきた剣で、「三種の神器」の一つなのだとか。
神社のホームページ制作に携わっていると、普通の人ならば、まったく知らないような言葉がポンポンと出てくるんだそうです。

そんなD社で鍛えられているため、「クサナギノツルギ」については知っていた担当者でも、「ヘツカガミ」「タラチネハレ」などの言葉は知らなかったそうです。しかも、神社の担当者は、電話口で、さも当然というように、それらの言葉を連発するので、聞きとるのが大変だったとか。
「専門用語はファックスにしてもらえばよかったと思いますね」
私もそう思います(^^ゞ



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